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■会長挨拶


 今回、5期目の香川県透析医会会長に選出されましたのでご挨拶申し上げます。本会は香川県における透析療法の普及と成績向上および透析患者さんの福祉向上を目的とし、学術集会や研究会の開催、会員相互の連絡と親睦を達成するための事業を行っています。
 本会は香川県下47の透析施設による施設会員で構成されています。香川県は令和2年現在71名の透析専門医を有し、2,750名の透析患者さんの治療を行っています。
 2018年には香川県透析医会も発足30周年を迎えました。 2018年香川県で透析を開始した患者さんは390名です。平均年齢は71.7歳(75歳以上の患者さんが46.8%)でますます高齢化が進んでいます。腹膜透析を選択された方が38人(9.7%)でした。香川県は10数年にわたり、腎代替療法選択の際に血液透析に偏らず腹膜透析、腎移植を積極的に推進してきました。
 さて、本年3/11にWHOが新型コロナウイルス感染症のパンデミック宣言を行いました。感染症例のおよそ約2割の症例は重症化するとの報告がなされ香川県各病院におかれましても急ピッチで医療体制の再構築が行われています。香川県透析医会におきましてもいち早く新規コロナウイルス感染症に対する透析施設のアンケート調査を行い、各施設の大変さが認識できる結果を得ました。近年、SARS、MERS等コロナウイルスによる新規感染症の報告がありましたが、比較的早期に収束され私自身におきましても新規感染対策に油断があったと思います。本年3/17に香川県では第1例目の新型コロナウイルス感染症の報告がなされました。4/20までに計28例の新型コロナウイルス感染症の発症が見られています。4/20以後、これまで香川県内で1852件のPCR検査が行われていますが新規新型コロナウイルス感染症は見られていません。28例の新型コロナウイルス感染症患者さんもこれまで21例が退院され、残る7例も軽症2例、無症状5例と報告され胸をなで下ろしています。新型コロナウイルス抗原検査キットも5/13には薬事承認され、診断に際しこれまでにはなく迅速に対応可能となるそうです。日本透析医会の報告によりますと5/1までに全国で新型コロナウイルスに感染した透析患者さんは70例との事です。幸いなことに香川県下ではまだ1例も透析患者さんの新型コロナウイルス感染症の発症はみられていません。引き続き各透析施設におきましても十分な感染標準予防策に取り組んでいただきたいと考えます。この間、徐々に新型コロナウイルス感染症に対する診断や治療薬等診療体制が整ってきていることは喜ばしい限りです。
 新型コロナウイルス感染症とは、今後も人類にとって長い付き合いが必要とのことです(新型コロナウイルスと一緒に共存)。これからの透析医療に関しても、患者同士の接触を減らす(非接触)・患者さんの移動を減らす(遠隔医療等)・患者さんの密接を減らす(開放、疎な環境:透析室の環境を変える)を考慮しなければならないと考えます。また、香川県透析医学会開催にあたり、social distanceの確保、会場の十分な換気やWeb会議の採用等取り組まなければならない課題が考えられます。
 香川県透析医会を中心に副会長、運営委員、監事の皆様と一致団結し基幹病院、透析クリニック等かかりつけ医の先生方、訪問看護施設、介護施設等社会資源で勤務されている方々や香川県行政とのさらなる連携を行い、引き続き地域に根ざした在宅透析の推進、災害時の安全な透析医療確保、新規コロナウイルスと共存できる透析医療の確立等に努めてまいりたいと考えていますので会員の皆様はもとより、多くの皆様方のご支援・ご協力と、ご指導をよろしくお願いいたします。

 
                         香川県透析医会会長
  高松赤十字病院 腎臓病総合医療センター長 山中 正人 
 
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